快適!高気密住宅

2009年の春に建築を開始し、夏に完成した家。それまで過ごしていた家の近所での建築。そのため、その工程をつぶさに観察することができとても良かったと思っています。庭にある梅の木は、建築前から存在していて、残していただいた梅の木は庭のアクセントとなっている。

他の建築中の家と比べて目を引いた点は、基礎のコンクリートの幅がかなり広いこと。また、柱も十分に強度のあるものを使用しているところだと思う。

そして何より「違う」点は,高気密住宅であり、壁の内部の空気の流れも考えられているところであった。

我が国の従来の家は、外気をうまく用いるところにその良さがあったようだが、外気と内部空間の間にもう一つの空間を作ることによって、近代建築と在来建築の良さを融合していると言える。

高気密住宅には、環境の悪化への適応という視点もある。その壁体が、増加する排気ガスやアレルギーを引き起こす諸々の花粉から遮蔽してくれる。

古家邸
古家邸
暖吉くん

気密住宅としての設計に、「暖吉くん」と呼ばれる蓄熱機が貢献している。これは、夜間電力を用いて煉瓦を暖め、 その熱を送風するもので、静かな省エネマシンである。おかげで、住み始めて分かったことだが、それまで暮らしていた家に比べて、冬は格段に暖かかった。もちろん冬だけではなく、梅雨時から初夏にかけての蒸し暑い日には、除湿器をかけるだけで快適な環境が得られる。

タイマーセット等で上手に使いこなすと気温差の少ない快適な空間が実現する。もちろん寒さ対策だけではなく、梅雨時から初夏にかけての蒸し暑い日には、除湿器をかけるだけで快適な暮らしが実現している。また、エコキュートから給湯される広々とした風呂場ではリラックスできるし、食洗機は家事の手間を大きく省いてくれる。

古家邸
古家邸
古家邸

 

 

 

今回、住工房守谷さんに建築を依頼したが、土地が台形状で、建築が難しいところに高気密住宅を納得できる予算ですばらしい家を建てていただいた。

このような快適なオール電化・高気密の家を造ってくれた、設計事務所や大工さん、左官さんなど我が家の建築に関わったみなさんに感謝します。

取材担当より

突然の訪問にも関わらず、写真撮影やコメントを快く引き受けていただき、おまけにケーキと紅茶をごちそうになってしまいました。
お褒めの言葉、コメントも沢山頂き、本当にありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

優しくて、少しおっとりしている感じの旦那様。可愛くて、だけどしっかり者の奥様。
とてもバランスの取れた、すてきなご夫婦でした。

株式会社 住工房守谷一同

(取材 : 住工房守谷 大山綾子)